「個人としての使命」と「組織のなかでの使命」を果たしていくために、必要なマインドについてお教えください。
「本当に正しいと思ったならば、あるいは、真理だと悟ったならば、何かせざるをえない」という方向に行きたいものです。それについては、個人においても、組織においても、同じようなところがあると思います。
今年(2013年)は、儒教の、特に「陽明学」系統の霊言を年初に出す予定です。「陽明学」というのは、王陽明が説いた教えで、その中心は「知行合一(ちこうごういつ)」です。「『知っている』ということは『行うこと』と同じなのだ。本当に知っていたら、行わざるをえないのだ。行うなかに、本当に知っていることが明らかになるのだ」ということです。
例えば、儒教で言えば、「忠孝」の「孝」があります。親孝行の「孝」ですね。「『孝』ということを学んだならば、実際に親孝行をするものだ。『孝』を学んでいて親孝行をしないなら、本当に学んだことにはならない。『学ぶこと』と『行うこと』は一致する」ということです。
「忠」もそうです。「主君に対する忠義の心」です。「『忠』ということを、本当に学んで、納得したならば、忠義の行動が起きるのは当然だ」と。こうしたことが、陽明学の中心的な考え方です。
これまで、当教団の活動でも、「『勉強すること』と、『行動すること』は別だ」と、分けていたような流れがありましたが、「本当に正しいと思ったならば、あるいは、真理だと悟ったならば、何かせざるをえない」という方向に行きたいものです。
それについては、個人においても、組織においても、同じようなところがあると思います。
(2013年1月13日(日)法話「『未来の法』講義」「質疑応答」より)
参考書籍
この質疑応答集は、『不惜身命2013 大川隆法 伝道の軌跡』から引用・転載されています。
『不惜身命2013 大川隆法 伝道の軌跡』(大川隆法 著/幸福の科学出版)
2013年、日本の国論に大きな影響を与えた年間160回を超える大川隆法の説法・霊言の記録。
○日本の「自虐史観」を払拭する政治霊言
○「中東問題」「東アジア情勢」「歴史認識問題」などに解決の道筋を示す、世界教師としての提言
○新文明創造に向けて「大学シリーズ」がスタート!
もっと詳しく知りたい方へ
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