音楽や詩歌（しいか）などの、芸術の感動のもととなっているものは何であるか、お教えください。

人に感動を与える芸術のもととなっているものは、意外にも、私は「宗教」だと思います。

天上界の表現の一つとして、美しい景色などがありますけれども、天国を見てきた人からは、音楽の美しさも数多く報告されています。

また、聖人や宗教家たちのなかで、過去、名前が遺（のこ）っている方の言葉は、みな美しいです。美しい言葉が永遠に遺っているところがありますので、「宗教というのは、芸術に極めて近いところにあるのではないか」と感じています。

私も、何の因果か分かりませんが、映画の製作総指揮をしています。別に“飾り”でやっているわけではなく、映画の原案は、私が責任を持ってつくっています。

みなさまがたも、もし、若いころから芸術的なものに関心があったり、才能があったりしたけれども、諦めていたようなものがあったら、時間に余裕が出てきたときに、もう一度、トライしてみる必要もあるかと思います。

実は、絵がうまかったけれども途中でやめているとか、歌がうまかったけれどもやめている、詩や短歌、俳句、あるいは、小説やエッセイ等がうまかったけれどもやめている。そのような方は、もう一度トライしてみたらいかがでしょうか。それが、また、新しい人脈をつくったり、仲間をつくったり、生きがいになったりすることもあると思います。

（2013年1月27日(日)法話「晩年成功法」「質疑応答」より）

参考書籍

この質疑応答集は、『不惜身命2013　大川隆法 伝道の軌跡』から引用・転載されています。

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