経典『永遠の仏陀』にある、「仏が人類を創られたときの悦び」について、お聞かせください。
それは、女性が赤ちゃんを授かっているときの悦びに近いと思います。
すなわち、「分身ができ、それが自由を与えられ、自分の考え方で自分自身を育て、導くことができるようになる」という素晴らしさです。「そういう悦びを得た」ということです。
子供は、親から見たら、劣って見える存在であっても、それが、「新しい」ということであり、「創造」ということなのです。そうしたことが、繰り返し行われることによって、時代が変わっていき、また、世界や宇宙が変わっていくのです。それが創造の神秘です。
宇宙大霊は、人間の魂に対して、「自分が生んだものではあっても、自分のものではない」という感覚を持ち、「それに自由が与えられることによって、そこから新しい創造が生まれてくる」という目で眺めています。
それが、『永遠の仏陀』で説かれている悦びでしょう。
宇宙大霊から見れば、人間の魂は、「自分が創ったものでありながら、自分のものではない、独立した存在」になっていったわけです。
そのため、人間の魂は、善も行いますが、悪も犯します。しかし、そのなかに、実は魂の学びがあるのです。
善と悪の両方、成功と失敗の両方が出るけれども、そのなかで揉(も)まれに揉まれ、魂は鍛えられていき、そのことに悦びを感じるのです。
参考書籍
『不惜身命 大川隆法 伝道の軌跡』(大川隆法 著/幸福の科学出版)
命をかけても、伝えたい真実がある。
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日本全国、そして海外で年間百数十回におよんだ2009年の説法を、豊富な写真と説法ダイジェストでふり返る。
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