大川隆法総裁の書き下ろしである「心の指針」は、幸福の科学の小冊子 月刊「幸福の科学」で連載されています。全国の支部でもポスターを掲示しており、幸福の科学の毎月の顔として、世間でも広く知られています。
今月は、人生で行き詰まったときに重要な指針となる「一日一生」の考え方が説かれました。ガンを乗り越えるなかで自分の心と向き合い、「一日一生」の意味に気づいたと語る、幸福の科学 千葉本部 上杉智子さんのお話を紹介します。
月刊誌で心の指針を読みたい方は、月刊「幸福の科学」11月号のebookをご覧ください。
ガンになり、死を覚悟
普段何気なく生きていると、「毎日が当たり前に続いていく」と思いがちです。しかし、今回の「心の指針」を読んで改めて、「今日死ぬとして、自分にできることは何か」を考えるのは大切だと感じました。
私は9年前に、死を覚悟した経験があります。突然、腹部に激痛が走り、搬送先の病院で卵巣ガンを宣告されたのです。頭が真っ白になり、その瞬間、それまで抱えていた仕事の苦しみや人間関係の悩みが全部吹き飛んでしまいました。そのとき、心の底から湧き上がってきたのは、家族や友人が与えてくれたことに感謝やお返しをしてこなかったことへの後悔だったのです。3日間、涙が止まりませんでした。
幸い、手術は成功し、その後も療養を続けました。
「一日一生」で生きる幸せ
それから、大川隆法総裁の「病気の約7割は心に原因がある」「ガンの原因には、自己処罰(じこしょばつ)の念(おも)いがある」という教えを思い返し、自分の心を見つめ直しました。反省を深めていくと、「仕事が思うようにできない自分を責め続ける」という完璧主義的な傾向性が、ガンの原因になっていたと気づいたのです。
そして、大川総裁の著書『大悟の法』の「罪を許す力」をゆっくりと読み返すと、どんなに不完全な自分でも、神仏は私を許し、成長を見守っておられると実感しました。すると、(自然体の自分を受け入れていいんだ)と思えて、自分を責める苦しみが消えていったのです。
大病を経験して、一日一日の大切さが身に染み、周りの方に愛を与えていく「お返しの人生」を歩めるようになりました。今は、「今日一日、神仏や周りの方のお役に立ててうれしいな」と感じ、とても幸せです。また、仕事で悩んでも、それは私を成長させる種であり、神仏の愛なのだと思えるようになりました。そのように心が変わった今、ガンは完治し、再発もありません。
今後も日々、神仏への感謝を胸に、この教えを伝えてまいります。
本内容は、月刊「幸福の科学」第381号より転載し、編集を加えたものです。
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