組織にいる一人ひとりが自分の心を統御するためのアドバイスをお願いします。
なるべく強みのところを生かせるようにして、弱みのところは他の人の強みでカバーしてもらうようにすることで、全体としては前進します。
基本的には、昆虫も動物も、人間もそうですが、自分の生命を護ろうとする方向につくられているところがあります。
したがって、善悪というのは簡単に分かることではありませんが、答えとしての善悪は簡単です。自分を危険から護る選択は善で、自分の身を滅ぼすというか、食べられたり殺されたりするような判断は悪ということになります。（中略）
ただ、こうした「個人としての自己実現」や「自己保存の法則」というのは、最初期においては正しいものの、多くの人たちの生活や命を預かったりするような立場になってくると、どうなるでしょうか。やはり、個人の利害を超えて、“生き物”としての会社や役所、国家を護るために動き始めることになります。
これらを、できるだけ両立させるように努力しなければいけないわけですが、本当に組織が大きくなってきた場合には、自分の自由にはならないようになってきます。
そのときに、相手の弱みばかりを見て、お互いに非難し合ったりしていたら、組織としては成長しません。そうではなく、なるべく強みのところを生かせるようにして、弱みのところは他の人の強みでカバーしてもらうようにすることで、全体としては前進します。
その程度の「譲る心」と、「自分自身を生かそうとする心」を調和させなければいけないということです。（中略）
要するに、無私にならなければならないところがあるのです。
（2017.12.12 法話「心の発見」質疑応答より一部抜粋）
参考書籍
この質疑応答集は、『不惜身命2017 大川隆法 伝道の軌跡』から引用・転載されています。
『不惜身命2017 大川隆法 伝道の軌跡』（大川隆法 著／幸福の科学出版）
人生の「なぜ?」 世界の「どうして?」に ほんとうの答えを。
あなたが生きる意味から、 この国の平和を守る方法、 そして世界の未来まで。 あらゆる疑問に答えきる 113回に上る2017年 法話&霊言ダイジェスト。
☆病気が治る心のメカニズム
☆心の静寂とほんとうの幸福
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☆供養の真実と死後の世界
☆繁栄を実現させる仕事論と経営論
☆日本政治と国際社会の潮流 etc.
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