現役で頑張りたいと思いつつも、ふと考えると、小さな殻(から)のなかにいる自分を発見してしまいます。シニア世代が世のお役に立つためのアドバイスをお願いします。
自分がよき「コーディネーター」になって、人々のいいところを発掘し、能力がある方に能力を発揮してもらえるように勧めてあげてください。
当会にも、「十倍百倍の原動力になりたい」と願っておられる、シニア層の方は多いと思います。
しかし、一定の年齢以上になると、やはり体力的な衰えが来ることがありますので、どうしても、ものの考え方が、自然と自己中心的になってきやすくなります。「ほかの人が自分に何をしてくれたか」というような、外側の環境要因に対する不満のようなものが強く出てきやすくなるのです。
「ここが痛い、あそこが痛い」というのは、当然あることですし、「誰それさんが冷たい」とか、「意地悪だ」とか、いろいろと不満もあると思います。しかし、それで“不満の製造機”のようになってしまうと、人が離れていき、人が離れていくと、さらにそれを恨んだりして、ますますうまくいかなくなることがあります。
これを“逆回転”させて、自分がよき「コーディネーター」になって、人々のいいところを発掘し、能力がある方に能力を発揮してもらえるように勧めてあげてください。
若い人は若い人で、心を広くする修行をしなければいけないのですが、「まだ力が足りない」と思ったら、年上の人が潤滑油(じゅんかつゆ)となって、気持ちを代弁したり、仕事を割り振ったり、自分から仕事を引き受けようとしてくださると、ありがたいと思います。
(2013年9月14日(土)法話「シニア・リーダーの条件」「質疑応答」より)
参考書籍
この質疑応答集は、『不惜身命2013 大川隆法 伝道の軌跡』から引用・転載されています。
『不惜身命2013 大川隆法 伝道の軌跡』(大川隆法 著/幸福の科学出版)
2013年、日本の国論に大きな影響を与えた年間160回を超える大川隆法の説法・霊言の記録。
○日本の「自虐史観」を払拭する政治霊言
○「中東問題」「東アジア情勢」「歴史認識問題」などに解決の道筋を示す、世界教師としての提言
○新文明創造に向けて「大学シリーズ」がスタート!
もっと詳しく知りたい方へ
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