私は妻と共働きで、三人の子供を持つ父親です。 家事・育児を優先したためか、 同期より出世が五年遅れています。 現代では父親も、ある程度、仕事を犠牲にして、 家事や育児に参加するべきでしょうか。
もしかすると、教育のところで、「欲」があるのかもしれません。
その場合は、子育てのところで、自由放任に入るというのも一つの手です。自分の“悲劇”をかこつのではなく、「逆転の発想」をして、「このような家庭で勝つ方法はないか」と考えることです。
子供が小学校に上がると、次第に「家庭内戦力」と化してくることがあります。それで、父親のほうが仕事ができるようになることもありますので、遅れた分を取り返すべく、仕事の見直しをかけていくことです。
そのとき大事なのは、「重要な仕事を、まず押さえてしまう」という心掛けです。仕事は、基本的に重要な二割に全力集中すると、八割の成果をあげられることが多いので、短い時間で重要な仕事を片づけ、手空きになっていく状態、時間が余ってくるような状態をつくり出していくことです。
奥様の仕事をもう少し軽くできるかどうかも、あなたの仕事の具合によります。逆に、奥様のほうの仕事が収入を生むのなら、あなたが「専業主夫、プラス、アルバイトに変わる」という手もあります(会場笑)。
ただ、あまり子供を甘やかしすぎないことです。奨学金制度等もありますので、無理をしなければ、どんな学校でも行くことができます。子供の負担が重くなることを当たり前だと思わず、早く“戦力”に変えていく努力をしましょう。
(2013年2月17日(日)法話「『教育の使命』講義」「質疑応答」より)
参考書籍
この質疑応答集は、『不惜身命2013 大川隆法 伝道の軌跡』から引用・転載されています。
『不惜身命2013 大川隆法 伝道の軌跡』(大川隆法 著/幸福の科学出版)
2013年、日本の国論に大きな影響を与えた年間160回を超える大川隆法の説法・霊言の記録。
○日本の「自虐史観」を払拭する政治霊言
○「中東問題」「東アジア情勢」「歴史認識問題」などに解決の道筋を示す、世界教師としての提言
○新文明創造に向けて「大学シリーズ」がスタート!
もっと詳しく知りたい方へ
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