大川隆法総裁の書き下ろしである「心の指針」は、幸福の科学の機関誌 月刊「幸福の科学」で連載されています。全国の支部でもポスターを掲示しており、幸福の科学の毎月の顔として、世間でも広く知られています。


今月の「心の指針」では、積極性を生む「光明思想」の効用と、成功するために必要な「慎重さ」の重要性が説かれました。なぜ、この二つが必要なのでしょう? ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ原田尚彦プロフェッサーに聞きました。


人生を拓く「剣と盾」

「光明思想と慎重さ」は、「攻めと守り」に置き換えて考えると分かりやすいと思います。あるいは「剣と盾」でしょうか。この両方があることで、苦難や困難を乗り越えて、目標を達成できるんですね。


例えば、登山をイメージしてみてください。まずは頂上に立った自分を想像して、「登り切って絶景を見るんだ」という明るい希望を持って出発します。これが光明思想の部分ですね。次に、険しい山道を想定して、登山靴やステッキを用意し、地図やコンパスで正しいルートを確認しながら、着実に登っていきます。これが慎重さに当たります。


両立させることが成功の鍵

光明思想とは、物事の明るい面を見ていく考え方のこと。光明思想を持つと、取り越し苦労や恐怖心にとらわれず、積極的になれますし、「明るい心」は、実際に明るいことや良いことを引き寄せるので、人生がうまくいくようになるんです。


もし、そうした思いを持てないときには、「私は神の子だ。未来は明るい」など、プラスの言葉を毎日繰り返し唱えてみてください。次第に前向きな考え方に変わるはずです。


しかし、光明思想に偏り過ぎると、失敗しても反省しなくなり、自分が成功することばかりを考えて、周りが見えなくなってしまうことも。


それを防ぐために、慎重さが必要なんですね。慎重さとは、現実を見据えて、手堅く物事を進めていくこと。光明思想で前進しつつ、慎重さという智慧で物事をよく見定めていくことが成功の鍵です。

慎重さは、個人の人生においても大切ですが、経営者や組織のリーダーがリスクを最小にする努力を重ね、責任感を磨く上でも重要です。


「光明思想と慎重さ」という矛盾する性質を身につけようとするなかで、人格が練られ、多くの人を幸福に導く指導力や徳の力がついてきます。器の大きな人物へと成長できるよう、ともに努力していきましょう。

本内容は、月刊「幸福の科学」第370号より転載し、編集を加えたものです。
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