真理を広げ幸福を広げるために、「美と信仰と富」の関係についてお教えください。
最終的な目的地や目標が正しく、人々の幸福を増すものであれば、お金は悪ではありません。
元々のキリスト教は、お金を稼いで豊かになることを否定しがちです。「豊かであることは天国に入れないことを意味する。非常に難しいことだ」とイエスは言いましたが、それでは不十分です。彼の説明では十分ではないと思います。
「美」には、やはり多くのお金が必要です。文化的な規模、大きな規模のものであれば当然、富裕な人たちからの支援のようなものが必要となるでしょう。その意味では、最終的な目的地や目標が正しく、人々の幸福を増すものであれば、お金は悪ではありません。それは、ドイツのマルティン・ルターが言ったのと同じことです。
ですから、「勤勉な生き方をしてください。そして富の蓄積ができ、富の蓄積に成功したなら、それは神の栄光が与えられたのであり、そうすれば、その栄光を美に変えることができ、その美が他の人たちのさらなる幸せにつながっていくのです」ということです。
真面目に、正直に、一生懸命に生き、ビジネスで成功し、お金を稼ぎ、それを良き方向のために使い、「美」の名の下に、人々にさらなる幸福をもたらすとしたら、それは素晴らしいことだと思います。
「真・善・美」。この3つが、真の意味において、この世界に新たな利益をもたらしていくと思います。ですから、遠慮せずに美を生み出してください。あなたが正しい道を歩んでさえいれば、素晴らしいものであると思います。
(2018.10.7法話「Love for the Future」質疑応答より一部抜粋)
参考書籍
この質疑応答集は、『不惜身命 2018 大川隆法 伝道の軌跡』から引用・転載されています。
『不惜身命2018 大川隆法 伝道の軌跡』(大川隆法 著/幸福の科学出版)
「自由」と「民主」、そして 「信仰」を世界に広げ この地球をひとつに。
人生の意味がわかる。 世界のこれからを知る。 地球と宇宙の秘密に迫る。 あなたが知りたかった 世界が求めていた 真実がきっとみつかる! 年間132回に及んだ 2018年の 法話&霊言のダイジェスト。
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