知性に関してプライドが高い人は、どうすればそれを克服できるでしょうか。
自分を秀才だと思っていたのに、自分より学歴が下の人が先に出世したということになったら、腹が立ってしょうがなくなったり、「この組織は狂っている」と思ったりしがちです。しかし、それは、その人が持っているプラスアルファの部分が見えていないのです。
人間の持っているいろいろな能力について、「学校の勉強等では測定できないものがそうとうあるのだ」ということは言えると思います。
凡庸(ぼんよう)で神経が鈍いように見えて、“亀の甲羅”に入って叩かれずに済んでいるような人が、次第しだいに頭角を出してくることが多いのです。
人生は長距離走なので、人に害を与えず、少しずつプラスの実績を残していくことが大事なのだということです。特に、チームワークやコミュニケーションがうまくいかない場合、個人的に頭がよくても駄目なのです。
総じて、何かができると“天狗”になりやすいので、「かわいげ」のところを上手に出さないと駄目だということです。「天狗になってもいい」と思うようなところでも謙虚な姿勢を示したり、自己犠牲の精神を出したりして、「あれ?」と思わせるところがある人は、まだ“伸びしろ”があります。「過去これだけ頑張ったから、これで一生行きたい」というのは、やはり甘いということです。
(2017.9.9 法話「人望力の伸ばし方」質疑応答より一部抜粋)
参考書籍
この質疑応答集は、『不惜身命2017 大川隆法 伝道の軌跡』から引用・転載されています。
『不惜身命2017 大川隆法 伝道の軌跡』(大川隆法 著/幸福の科学出版)
人生の「なぜ?」 世界の「どうして?」に ほんとうの答えを。
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