他人に関心がなく、他部署と軋轢(あつれき)を生む人に対し、アドバイスをお願いします。
いわゆる「セクショナリズム」の問題かと思います。どの人も「自分が仕事で専門としてやってきたこと」は詳しく知っており、部下を指導できるのですが、「他部署が何をやっているか」はなかなか分かりませんし、お互いの連絡もしにくいものです。
全体的な幹部になる人には、できるだけいろいろなところを経験してほしいのですが、なかなかそうはいかないところもあります。
ですから、自分のいるところで学び切れないところは、何らかの“補習”が要るということは知っていなければなりません。「自分たちの仕事以外のところがどうなっているか」ということを補完し合える関係をつくっていかなければいけないと思います。
どうしてもセクショナリズムは出るのですが、「もう一つ上の立場だったら、どういうことを考えなければいけないのか」ということを常に考えていれば「お互いに連絡し合っておいたほうがよい」ということは分かるはずです。
やはり、「どこかを打てば、必ず響いてくる組織」というものが、よい組織なのです。
組織には、「個人でやるよりも、何倍もの大きな力になって動いていく」という面がなければいけません。そのへんをもっと研究していくことが大事です。
(2017.9.9 法話「人望力の伸ばし方」質疑応答より一部抜粋)
参考書籍
この質疑応答集は、『不惜身命2017 大川隆法 伝道の軌跡』から引用・転載されています。
『不惜身命2017 大川隆法 伝道の軌跡』(大川隆法 著/幸福の科学出版)
人生の「なぜ?」 世界の「どうして?」に ほんとうの答えを。
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