「信念を貫くときの心構え」を教えてください。
試しのとき、試みのときは必ず来ますが、「それは自分を鍛えるためにあるのだ」と思っていただきたいのです。
『現代の帝王学序説』（幸福の科学出版刊）という書籍を開いてみると、私の若いころの失敗談ばかりが書いてあります（会場笑）。「だいたい、失敗談を語れるようになってきたら成功している」ということでもあるのです。
結局、数多く試され、それに反対するものを押しのけて貫いていく経験をしなければ、信念そのものは実在化してこないと、私は思います。順調に“エスカレーター”に乗って、ただただ上がっていくというだけでは、信念は育ってこないのです。
やはり、「正しい価値観をこの世に弘（ひろ）める」という使命を持ち、その使命を実践するにふさわしい器に自分をつくり上げていくというところは、あくまでも個人個人に課せられた義務です。特に、若い人にとっては極めて大事なことでしょう。（中略）
さて、「真っ当に勝負して、自分の信念を実現したい」と思う人であれば、何らかの困難や、いわゆる「この世的な常識」という枠の障害に、必ずぶつかるだろうと思います。
しかし、それを「難しい」と考えたり、「自分を邪魔している」とだけ思ったりしてはなりません。
試しのとき、試みのときは必ず来ますが、「それは自分を鍛えるためにあるのだ」と思っていただきたいのです。「それを乗り越えてこそ、自分はもう一段発展し、飛躍できるのだ」と考えてください。
（2017.4.2法話「光り輝く人となるためには」質疑応答より一部抜粋）
参考書籍
この質疑応答集は、『不惜身命2017 大川隆法 伝道の軌跡』から引用・転載されています。
『不惜身命2017 大川隆法 伝道の軌跡』（大川隆法 著／幸福の科学出版）
人生の「なぜ?」 世界の「どうして?」に ほんとうの答えを。
あなたが生きる意味から、 この国の平和を守る方法、 そして世界の未来まで。 あらゆる疑問に答えきる 113回に上る2017年 法話&霊言ダイジェスト。
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☆心の静寂とほんとうの幸福
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☆繁栄を実現させる仕事論と経営論
☆日本政治と国際社会の潮流 etc.
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