消費増税に打ち克ち、日本経済がリバウンドしていくための考え方をご教示ください。
私たちとしては、いろいろなところに起業家精神を発揮することです。
アベノミクスの賛同者は、一年ちょっと経ったらいなくなり、安倍晋三首相の経済的な面でのブレーンは皆、去ってしまいました。
私も経済政策については黙っています。（※注：2014年当時）今のやり方では、彼が考えていたデフレからの脱却、および経済成長はできないのが見えているからです。
政府は消費増税によって、働いていようがいまいが、あらゆる層から税金が入ってくると思っているようですが、消費増税そのものは、消費を冷え込ませる効果が大きいのです。
日本経済の60パーセントは、実は国内での消費で起きているものです。ここが冷え込んだら、結局、景気はよくならないので、これを何とか乗り越えなければいけません。
根本的には、いったん、「小さな政府」に戻さないといけません。支配する側が多いと、どうしても使うお金が増えてくるので、小さな政府にして、民間でやれるものは民間でやっていくスタイルを取るべきです。
私たちとしては、いろいろなところに起業家精神を発揮することです。
今までにないサービス、今までにない製品、今までにないプランなどを考えついて、新しい経済空間をつくり出す努力をしていくこと。民間が消費増税に打ち克つ方法は、それしかないと思います。
（法話「驚異のリバウンド力」「質疑応答」より）
参考書籍
この質疑応答集は、『不惜身命2014 大川隆法 伝道の軌跡』から引用・転載されています。
『不惜身命2014 大川隆法 伝道の軌跡』（大川隆法 著／幸福の科学出版）
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