経済面や健康面で、若い人たちに負担をかけることなく、長く活躍する秘訣を教えてください。
若い人と話し合い、意見を尊重するなど、心を開いて交流するとよいでしょう。
年を取ると、愛される人と“粗大ごみ”化する人の二通りに分かれますが、それは「徳があるかどうか」によります。
若い人との力関係で言えば、次の世代が頑張ってくるのは大事なことなので、少しずつ、かたちを変えながら、自分なりの生き筋を見つけていくことが大切でしょう。
法話では述べませんでしたが、年を取っても何らかの収入源があるとありがたいので、定年後も、何か収入を得られる仕事に就けるような対策が大事です。
そのためには、引退期が来る前から備えをして、何らかの道をつくっておくことです。周りの迷惑にならないように、自分なりに、頭と体を防衛することが大事です。
また、新しい趣味をつくったり、寂しければ、ペットなどを飼ったりするのもよいと思います。
ペットをかわいがると、心が沈静化し、安らぎます。そのため、高血圧や脳溢血（のういっけつ）などの年寄り特有の病気を防ぐ効果があることは、はっきりしています。
ボケないためには、自分に収入があり、さらに、その収入を使うものがあるとよいと思います。
あとは、街に出ることをお勧めします。世の中は珍しいことで満ちているので、常に新しい関心を持つことが大事です。自分の世界を持っている親というのは、子供から見ても尊敬できるものなのです。
（法話「生涯現役の心構え」「質疑応答」より）
参考書籍
この質疑応答集は、『不惜身命 大川隆法 伝道の軌跡』から引用・転載されています。
『不惜身命2011 大川隆法 伝道の軌跡』（大川隆法 著／幸福の科学出版）
世界を導く「ワールド・ティーチャ―」として。
―――「大悟30周年・立宗25周年」の2011年、
国内外で年間200回を超えた説法の記録。
もっと詳しく知りたい方へ
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