私は高校の教師ですが、家庭問題を抱える生徒を、どのように指導したらよいでしょうか。
家庭問題には、いろいろなものがあり、学校の先生には解決できない場合も数多くあります。
ただ、言えることは、「子供には、人間として強くなることを教えなければいけない」ということです。
本当の意味での自尊心があれば、すなわち、自分自身が、「自分は神の子、仏の子だ」と本当に信じられたら、その誇りが自分を守るのです。
また、先生には、ある程度の厳しさも必要だと思います。家庭問題の影響を受けすぎて、進学等の際に同情を引くようなタイプの生徒に対しては、「自己憐憫(じこれんびん)は決して幸福にはつながらない。今の環境のなかで最善を尽くすことが、次の道を必ず拓くのだ」ということを教えなければいけません。
世の中に道はたくさんあるのです。
個別に見れば不幸に見えることが、人生全体では実は不幸ではない場合もあります。今の状況を、ある程度、受け入れ、小さな自己像であまり苦しまないようにすることが大事です。
結論としては、子供たちに、「人間には神性・仏性がある」ということを信じ、かつ、強くなっていただきたいのです。
生徒が、家庭環境などから、いろいろと悪い影響を受けることもあるでしょうが、先生は生徒に、「あまりにも人を悪く見すぎる考え方は、やめたほうがよい。人生は、思いどおりにいかないのが当たり前なのだ」という見方も教えなければいけません。
参考書籍
『不惜身命2010 大川隆法 伝道の軌跡』(大川隆法 著/幸福の科学出版)
「常識」を破壊し、新時代を創造する。
―――すべては真実のために。 新時代への創造
国難に見舞われた2010年、
年間二百数十回におよんだ
大川隆法の説法ダイジェスト集。
もっと詳しく知りたい方へ
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