各人の個性を生かした活動をするためには、どのようなリーダーシップが必要でしょうか。
リーダーシップには、「自分が先頭に立ち、大勢の人々を引っ張っていく」という、率先垂範型と、「意見が違う人たちを、うまく調整し、まとめていく」という、調整型とがあります。
率先垂範(そっせんすいはん)型のリーダーが必要であると同時に、それを補完する意味で、調整型のリーダーも必要であり、両者の組み合わせが大事です。
リーダーは、自分に足りないものがあったら、その部分を埋め合わせるタイプの人と組んで仕事をしたほうがよいのです。そうすると、人々が完全には離れていかず、ついてきます。
強いリーダーがいて、調整型の人がサブとして周りをまとめている場合が普通だと思いますが、強い人が何人もいて、派閥が幾つもあるようなときには、調整型の人が上に立ち、全体をまとめていくことが必要でしょう。
重要なのは、「最終的な目標を見失わない」ということです。最終目標を全員で確認し、意識していれば、途中で意見が分かれても、それをすり合わせることはできるはずです。
意見が分かれたときには、「最終目標は、どこにあるか」ということを考え直してください。そして、「最終目標に向かって進んでいるかぎり、途中の経路については大きくは問わない」という姿勢を取ることです。
リーダーとしての、そうした苦労は、やがて役に立つことでしょう。
参考書籍
『不惜身命 大川隆法 伝道の軌跡』(大川隆法 著/幸福の科学出版)
命をかけても、伝えたい真実がある。
命をかけても、伝えたい真実がある。
国師として。ワールド・ティーチャ―として。
日本全国、そして海外で年間百数十回におよんだ2009年の説法を、豊富な写真と説法ダイジェストでふり返る。
いま日本と世界で起こっている問題への警告と打開策は、すでに説かれていた―――。
⇒幸福の科学出版での購入
⇒Amazonでの購入(Kindle版電子書籍もあります)
もっと詳しく知りたい方へ
関連記事
関連書籍
感化力
いつの時代も、人を動かすリーダーに
求められている感化力。
人の心は、いつ、どのようにして動くのか。
何が人を生かし、組織を伸ばすのか――。
…
常勝の法
未来を切り拓くリーダー、必読の書。
わずか20年で世界的組織をつくりあげた著者の
実戦で使い込まれた兵法を公開した一冊。
個人として、組織として勝ちつづけていくためには、
いったい何が必要なのか。激変する社会の中で、
現代人を苦しみから救いたい願う著者の熱い思いが結晶した大ベストセラー。
…