大川隆法総裁の書籍『日本の繁栄は、絶対に揺るがない』より抜粋。
「考え」は“磁石”のようなもの
私は、「人間というものは、『考える力』によって人生をつくっていくことができるのだ」ということを、くり返し述べています。これは、言葉で言っても、なかなか分かっていただけないことが多いのです。
「考え」には力があります。考えは一種の“磁石”のようなものであり、自分が考え続けているもの、求め続けているものを引き寄せてくる力を持っています。みなさんが職場や家庭などで考え続け、求め続けているものを、日本全体からも世界からも、あるいは大宇宙からでも、引き寄せてきます。
要するに、人生においては、本当に、自分が望み、願い続けているようなことが、目の前に展開していくのです。
お金持ちになりたければ富を憎んではいけない
ただ、目の前に展開しているものについて、「これは、自分が望み、願っていたものである」ということに、本人自身は気がついていないことが多いのです。
なぜかというと、心の奥底(潜在意識)では、くり返し、それを思っているのに、表面意識ではちがうことを考えているため、「自分が考えているものとはちがう」というように見えるからです。
しかし、周囲の人たちから見れば、「あの人は、自分が思っているようになっただけなのではないか」と思えることはよくあるのです。
例えば、「健康になりたい」と言いつつも、本当は病気のことばかりを考えていて、病気を引き寄せてしまう人は大勢います。あるいは、「もっとお金儲もう けをしたい。お金持ちになりたい」と口では言っていても、ほかの人が観察すると、そのようには見えない人も大勢います。
「この人は、本当に、お金持ちになりたいのかな。豊かになりたいのかな。そのわりには、言っていることや、やっていることが、どうもちがうような気がする」と感じられるのです。
お金持ちになりたいのであれば、富を憎んではいけません。「豊かになる」ということを憎んではいけないのです。また、「成功する」ということを悪いことだと考えてはいけないのです。
成功することを悪いことだと考えたら、成功できなくなります。このことは分かるでしょうか。成功したら、自分は“悪人”になるわけですから、成功したくなくなるのです。
口では「お金持ちになりたい」と言っていても、心の奥底で成功を否定していると、あとで「言い訳」ができるような、何らかのつまずきが起きてしまい、結局、お金持ちになれないのです。
例えば、「もう少しで事業が軌道に乗る」というときに限って、病気をしたり、事故が起きたり、何らかの邪魔が入ったり、ライバルが出てきたりして、うまくいかなくなる場合があります。これは、事業が軌道に乗ることを心の奥底では願っていなかったのです。思いが徹底していないわけです。
信念が弱く、「考えは現実の力になるのだ」ということが信じ切れていないのです。このことは、そう簡単には分かり切らないため、少しは思っても、強く信じることが、なかなかできないでいるのです。
※本記事は機関誌「ザ・伝道」11月号(No.224)に掲載されています。機関誌は全国の幸福の科学の精舎・支部にご用意しておりますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
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