二度と、沖縄を植民地にはさせない。
――法話「真の平和に向けて」より

【動画】二度と、沖縄を植民地にはさせない。 ―大川隆法総裁の提言 未来を築く言葉―


覇権主義を強める中国 独走する沖縄

中国の覇権主義が、現実化しつつあります。

昨年度の航空自衛隊の中国に対する緊急発進(スクランブル)の回数は、464回を記録しました。また、4月16日に公表された衛星写真には、中国が実効支配している南沙諸島で、3000m級の滑走路の建設を始めた様子が写っています。

一方、沖縄では、現職県知事が米軍普天間基地の辺野古移設に反対。総理との会談も平行線に終わりました。その翁長知事は、4月14日、河野洋平氏とともに中国を訪れ、李克強首相と面会。

一地方自治体の首長の言動が、沖縄のみならず、日本全体を巻き込んだ問題に発展しています。覇権主義へと向かう中国政府に歩み寄り、一体となっていくことは、沖縄、そして日本にとって幸福なことなのでしょうか。

「沖縄自身が今『米軍基地撤退』を言っているのはいいのだけれども、『その後をどうするつもりなのか』についてはっきりと言っていませんので、撤退させた後、いったいその後をどうするのか。それについて『国家戦略だから、それは関係がない』と言うのであれば、ちょっと無責任すぎると思います」(2015年4月19日「真の平和に向けて」より)

「沖縄の方が非常に大変なことはよく分かりますけれども、自由が奪われる国家がいいと思うなら(中国に)吸収される方向になりますけれども、結局、それは厳しいことになりますよということです」(2012年5月13日「宗教立国の実現」より)

国民の自由を奪っていく中国政府の実態

実際、香港では中国による統制が進みつつあります。昨年の8月、中国政府は香港の行政長官選挙に、中国側の意に沿わない候補者を事実上排除する方針を決定。香港の学生らが3カ月にわたって大規模なデモを行いましたが、この決定は覆りませんでした。

また、自治区となっている内陸部の地域では、昨年7月に起きたウイグル人による抵抗運動の鎮圧のため、ウイグル側の発表で2000人以上が中国の治安部隊に殺害されたとしています。

このように、中国の支配下では、思想や言論の自由が抑圧されているのが現状です。

「アメリカも、別に沖縄が欲しくて基地を置いているわけではなくて、アジア太平洋地域を守るための要衝の地であるので、(米軍に)グアムまで引かれると、かなり本当は危険なところがあるのですが、日本のほうがやはり国体を変えて、もうちょっと自主防衛がきちんとできるようになるまでは、少し忍耐の時期が要るのではないかと思います」(2012年5月13日「宗教立国の実現」より)

自由を守るための抑止力の存在

アジアの平和と安定にとって、要(かなめ)となっている沖縄。この地に基地があるからこそ、守られている自由があります。

「自由を奪われることが、どれほど大変なことかということを、やはり知らなきゃいけない。自由のコストというのは高いですよ。自由のコストとして軍隊もあるのだ、という部分で「軍隊は暴力装置」とだけ考えるのは甘い。それは、自由のコストとしてある面があります」(2015年4月7日「『沖縄の論理は正しいのか?』―翁長知事へのスピリチュアル・インタビュー―」解説より)

戦後70年の今年、アジアの平和な未来のために、今こそ日本は「自由の大国」として守りを固めるべき時に来ているのです。


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